実技企画1「身体機能・歩行動作からみたフットケア」

2月10日(土) 実技企画1「身体機能・歩行動作からみたフットケア」

「身体機能・歩行動作からみたフットケア」

河辺 信秀(城西国際大学、下北沢病院)

糖尿病足病変や重症下肢虚血による下肢慢性創傷を対象としたフットケアにおいて、off-loadingは重要な介入である。局所の足底負荷量の上昇が、創傷の発症要因であり、創傷治癒の遷延をも引き起こすためである。したがって、治癒や再発予防を目的として様々な免荷デバイスを用いたoff-loadingが行われる。足底負荷量の上昇には、様々な因子が関与する。関節可動域制限や足部変形などの関節機能、歩き方や杖の使用などの歩行動作が足底負荷量の上昇に様々な影響を及ぼす。フットケアにおいては、これらの要因を適切に把握し、解決するためのデバイスの使用、関節機能への介入、歩行動作の改善などが必要となる。

そこで、本実技企画においては、フットケアに必要な足底負荷量すなわち床反力の理解、関節機能や歩行動作への介入に関して具体的に学ぶことを目的とする。本企画は3つのプログラムで構成する。足底負荷量の上昇の原因を把握するためには、正常な歩行と床反力の関係を理解することが必須である。1つ目のプログラムは、メカニズムを理解しづらい歩行と床反力の関係に関して、ビジュアルを駆使した講演を行い、足底負荷量の基本を理解して頂く予定である。2つ目のプログラムでは、足底負荷量に影響を及ぼす関節機能と歩行動作に関する知識を理解した上で、実際に歩行中の足底負荷量を計測し、関節機能や歩行動作との関連から、どのように原因を考察するのか実際の解析と分析を実演する。3つの目のプログラムでは、理学療法士がフットケアを実践する際に、身体機能・歩行動作の観点からどのように評価し、介入を行っているのか症例検討を通じて提示する。本実技企画で、フットケアにおいて理学療法士がどのように貢献できるか具体的に提示できれば幸いである。

※本ページの使用画像はイメージです(過去の学会風景より)

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